ドローンを使った測量|分かってそうで分かっていない!?ドローン用語の基礎知識⑧

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最近出てきたソリューションとマーケットだけに、ドローンに関する用語はどれも馴染みの薄いものばかり。普段から何気なく使っているものの、意外とその本当の意味や内容を理解できていないものもあるのではないでしょうか?

ここではそんなドローン用語を徹底解説。「ドローン用語の基礎知識」と題して、ドローンに関するさまざまな用語を分かりやすく紹介していきます。第8回のお題は「ドローンを活用した測量」。土木施工などにおいて、3Dデータを活用するために使われるようになったドローンを使った測量。従来の手法との違いやメリットなどを紹介していきたいと思います。

ドローンを活用した測量とは?

測量と聞くとどのようなシーンを想像するでしょうか?一般的には道路で測量士さんが用具を使って遠くを計測している場面を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?または、セスナのような軽飛行機を飛ばして上空からカメラで撮影しておこなう測量を知っている方もいるかもしれません。

しかし、そんな測量の現場ではいま大きな改革がおこなわれています。それは、測量のソリューションとしてドローンが導入されるようになったことです。では、ドローンを活用した測量にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

まず、ひとつは人間では近づけない場所に簡単に行くことができ、測量も短時間で終えることができるという利点があります。人間は容易に近づくことができないような危険地帯でも、ドローンならばリスクなく近寄ることができ、上空から測量をおこなうことができます。

また、ドローンを活用した測量は、従来の方法より圧倒的に効率が良く短時間かつリソースをかけずにおこなうことができます。

そして、セスナのような軽飛行機で上空から撮影するよりも、低高度から撮影できるため、これまでよりもさらに精緻な測量をおこなうことができるのもメリットのひとつでしょう。

さらに、樹木が多い茂っているような場所でも、レーザースキャナを使うことで、上空から容易に測量をおこなうことができるようになったのも見逃せません。重いレーザースキャナの機材ですが、ドローンのペイロードが上がり、重い装置でも搭載して十分な飛行時間を確保することができるようになったのは大きなテクノロジーの進歩でしょう。

このように、ドローンを活用した測量は、働き手不足に苦しむ測量や土木業界において、多くのメリットをもった手法といえるでしょう。

i-Constructionにおけるドローン測量

国土交通省が推進しているICT建機を活用した土木施工において、ドローンは初期の測量とラストの点検の部分を担っています。ドローンで測量したデータはソフトウェアで加工され、3Dデータとして、ICT建機に投入され、土木施工がおこなわれます。どのくらいの砂の量が減ったのか、どこをどう削っていくのか・・・といった部分をすべてデータ管理できるようになっています。

さらに、初期の測量だけでなく、施工が終わったあとの点検の部分でもドローンが活用されています。再び測量をおこなって、施工のビフォアアフターを見て、きちんと予定通りの施工がおこなわれたか、チェックすることができるのです。

このようにi-Constructionにおいて、ドローンは非常に重要な役割を担っており、ドローンを使った測量なしでは、これからの土木施工は成り立たないと言っても過言ではありません。

最新のドローン測量テクノロジー

これまでのCOMP-REXでは多くのドローンにおける測量テクノロジーを紹介してきました。どれも測量の精度や効率を上げていくためのもので、次々と新しいソリューションが誕生しているのが現状です。

特にドローン業界におけるガリバー的存在であるDJIは、信頼性の高い民生用の機体「PHANTOM4」にRTKシステムを内蔵した「PHANTOM4 RTK」をリリースしています。RTKシステムを搭載したことで、自己位置の推定をcm単位でおこなうことができるようになっており、非常に精緻な測量をおこなうことができるようになりました。

また、上空から空撮による測量をおこなう際に必要な評定点の設置を不要にしたことで、圧倒的に効率よく作業ができるようになった機体もあります。こちらは機体のカメラ先端にプリズムを装着し、地上のワークステーションから常にそのプリズムの位置を追いかけて測量をおこなっていくというもの。斬新なアイデアで、これまでの常識を壊していくようなことが、ドローンを活用した測量業界にはおこっているのです。

今後もますます発展するであろうドローンでの測量。測量領域でのドローンにおいては、さらに目が離せない展開が待っているのではないでしょうか?

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