多くの話題が飛び交った1年をプレイバック!2018年ドローンニュースベスト10

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いよいよ2018年も年の瀬。

今年は例年に増してドローン関連の多くの話題が飛び交い活況を呈した1年となりました。

そこで今回はそんな2018年の話題を振り返りながら、今年1年のドローンについてまとめていきたいと思います。

DJI「Mavic Air」登場!

DJIが2018年1月に発表した「Mavic Air」

従来の「Mavic」同様、折りたたみのできる機体設計は携帯性抜群。

さらに1/2.3インチCMOSセンサー搭載の3軸ジンバルカメラは4K動画に対応し、美しい空撮をおこなうことができます。

これにより、出先で出会った風景をすぐに撮影することができることでしょう。

また、スタイリッシュな機体には、前後と下方に向けて障害物検知のセンサーがついており、高い安全性を実現。

さらに、搭載されているクイックショットやアクティブトラック、スマートキャプチャーを使いこなせば、簡単に理想的な空撮をおこなうことができる機体として、大きな注目を集めました。

DJI「Mavic 2」が2ラインナップで登場!

2018年のDJIは矢継ぎ早に新製品をリリースしてきました。

8月には「Mavic Pro」の後継機である「Mavic 2」を投入。

この機体は、DJIの主力製品である「PHANTOM4Pro」と同等以上の機能を持ちながら、軽量で折りたたみのできる高い携帯性を有し、次の時代の空撮ドローンのスタンダードとなりそうな機体です。

ラインナップには「Mavic 2 Pro」と「Mavic 2 Zoom」があり、カメラが異なる以外はすべて同じ仕様となっています。

カメラは「Pro」にはハッセルブラッドと開発した1インチCMOSセンサーを搭載した高性能カメラを装備し、「Zoom」には光学2倍ズームが可能なカメラが採用されています。

また、機体には全方向障害物検知システムが搭載されておりますが、全方向というのはDJIでも初の試みとなっており、高い安全性がまた次のレベルに進んだことを感じさせます。

他にもOcuSync2.0動画伝送システムや最大約31分の飛行時間を実現するなど、さまざまな点で進化を遂げています。

Ryze Tech「Tello」の衝撃

今年1年、ある意味で一番話題になったのはこのRyze Techの「Tello」かもしれません。

DJIの飛行技術を搭載したこの機体は、手のひらに載せられるほど小さいにも関わらず、前述したDJIの飛行技術が搭載されていることで、非常に安定したフライトをおこなうことができます。

それゆえに、従来の小型機では実現できなかった美しい空撮をおこなうことができ、手軽に空撮の面白さを味わうことができるようになっています。

カメラは5MP対応の小型のもので、さまざまなフライトモードを駆使して、オリジナリティ溢れる映像の撮影を、いとも簡単におこなえる画期的な機体として高い支持を集めました。

DJIが産業用の機体を続々投入!

2018年、特に活況だったのが産業用ドローンの世界です。

さまざまな領域でドローンの活用が進むようになり、毎日多くのニュースが駆け巡るようになりました。

そんな中、民生用の機体のイメージが強いDJIが、夏以降、続々と産業用の機体を投入してきたことが話題となりました。

PHANTOM4 RTK

まず、10月に測量の「PHANTOM4 RTK」を発表。

この機体はセンチメートル単位で測量できるRTKシステムを機体に搭載したものであり、世界中で注目されている土工施工に活用できる機体としてその存在が注目されています。

Mavic 2 Enterprise

また、11月には「Mavic 2 Enterprise」を発表。

これは、夏に発売された「Mavic 2」をベースに、DJIアクセサリーを取り付けることでさまざまな用途に対応した産業機に変身させることができるものです。

Mavic 2 Enterprise Dual

また、12月には「Mavic 2 Enterprise Dual」をリリース。

この機体は、赤外線カメラと通常のカメラをひとつのユニットに集約した3軸ジンバルカメラを搭載し、2つのセンサーで捉えた映像を自動で素早く重ね合わせ、その映像を災害救助やソーラーパネルの点検、鳥獣対策などに活用できると考えられています。

DJI産業用ドローンの今後

このように、DJIは産業用のプロダクトのラインナップを増やし、ビジネスシーンでもその存在感を増し続けています。

2019年はどのようなプロダクトで我々を喜ばせてくれるか、今から楽しみです。

自律制御システム研究所上場

2018年12月に、日本のドローン専業メーカーである自律制御システム研究所(以下、ACSL)が東証マザーズに上場を果たしました。

ACSLは、日本の自立制御の第一人者でもある、元千葉大学教授の野波健蔵氏によって設立されたスタートアップで、ドローンだけでなく、フライトコントローラーやドローンを活用したサービスの開発などもおこなっています。

世界的に見ても、ドローン専業メーカーの上場は世界で初めてということで、今後のマーケットにおける評価などが気になるところ。

ACSLでは、上場により信頼性や知名度のアップと資金調達方法の増加を実現し、次のステージへ進む足がかりとしたいところ。

今後の値動きに注目が集まります。

日本各地で物資輸送の実験がおこなわれる

2018年は日本の各地でドローンの実証実験が数多くおこなわれましたが、その中でも特にチェックしておきたいのが、物資輸送関連のニュースでしょう。

今年は物資輸送に関するガイドラインが国土交通省から示されるなど、ドローンによる物資輸送に向けた準備が着々と整い始めた1年だったのではないでしょうか。

代表例としては、楽天が南相馬市でコンビニの商品配送をドローンでおこなう実験をおこなったり、日本郵政が郵便局間でドローンを使って荷物を送る実験への許可が降りたりするなど、官民をあげて一歩ずつ進んでいる感触があります。

物流におけるラストワンマイルを担うとされるドローン。

2019年はドローンによる物資輸送のニュースが、今年以上に舞い込むことになりそうです。

大きな注目を集める水中ドローン

2018年、多くのニュースが飛び交う中で、異彩を放っていたのが「水中ドローン」ではないでしょうか。

その名の通り、水中を進むドローンなのですが、これまでさまざまな面で難しかった水中での撮影をいとも簡単におこなえるようになってきたところを見ると、時代は確実に動いていることを実感させられます。

これらのドローン(ドローンといっていいのかわかりませんが)は、水中の撮影だけでなく、ソナーを使って魚影を捉えることができる漁業アシスト用のドローンまであり、空中のドローン同様、新しい可能性を提供してくれています。

2019年は、この水中ドローンについても積極的に取り上げていきたいと思っています。

全国にドローンスクールが続々登場!

2018年現在、日本には大小合わせて150を超えるドローンスクールがあるとされています。

話を聞いてみますと、どのドローンスクールもいつも定員で埋まっているとのことで、その人気の高さをうかがい知ることができます。

最近ではただ飛ばすだけの技術ではなく、より安全性に考慮したプログラムでおこなったり、測量や散布などさらに特化したスキルの習得を目指すコースも出てきており、今後は何かの分野に特化した人材を育成するコースを受講する人も増えてくることでしょう。

反面、ドローンスクールを卒業したからといってすぐに仕事を受注できるほど甘くはなく、卒業後もますます練習することが大切です。

ドローンの飛行練習ができるフィールドや設備の整備も、安全性に優れた優秀なドローンオペレーターの育成には重要な要素と考えていて、次はこのあたりの環境整備が必要となってくるでしょう。

世界から注目されない日本のドローン展

2018年は3月にJapanDrone、4月に国際ドローン展が開催され、他にも大小さまざまなイベントやセミナーが開催されるなど、多くの人で賑わいました。

一方で会場を見て回ると、外国人の姿が非常に少なく、その点は残念な結果に終わってしまったと思います。

ドローンは世界共通のプロダクトであり、さまざまな日本のメーカーが開発している製品の展示会に外国人の姿があまり見当たらないということは、世界から見て日本のドローンテクノロジーはあまり見る必要がない、と判断されてしまったからかもしれません。

欧米のドローン展示会のように、多くの国々から注目を集めるようにならなければ、今後の日本メーカーの存在感は上がってくることはなく、ガラパゴス的な発展を遂げる恐れを危惧しており、2019年の展示会では多くの外国人来場者であふれかえるようになっていることを切に願います。

進化するハイブリッドエンジンドローン

産業利用が進む中、やはり最大のボトルネックとなってくるのが、短い飛行時間でしょう。

いくら長くなってきたとはいえ、産業での利用を考えた時に、現在の製品や方法からドローンに置き換えることを考えると、この飛行時間とバッテリーの持ちの問題は早めに解決しておきたい問題のひとつでしょう。

そんな問題を解決できそうなのがエンジンの爆発で発生したエネルギーを回生させ、モーターを回転させて飛行する、いわゆる「ハイブリッドエンジン」を搭載したドローンです。

エンジンそのもので飛行させるのはなく、エンジンは機体中央に1基が搭載され、これが動くことで回生エネルギーが充電され、モーターを回転させることができるという仕組みです。

これにより大幅な飛行時間の延長ができるとのことで、日本のみならず世界各国でこの方法が注目を集めています。

最後に

このように、さまざまなニュースが飛び交った2018年のドローン業界。

2019年はさらに多くの領域でドローンの活用が進むことが予想され、ますます興味深い話題が登場することでしょう。

本サイトでも、引き続き皆さんがドローンに興味を持ってもらえるような記事を多く配信していきたいと考えております。

2019年も何卒、よろしくお願い致します。

 

 

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