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ドローンの活用
皆さんは現在、ドローンが何に一番活用されているかをご存知でしょうか。
高性能カメラ付属の機体が日々多く登場していることからも判りますが、最も割合を占めているのは「空撮」なんです。
一般の方々でも気軽に始められる活用方法だからこそでしょう。
引用:https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=221
上記をグラフを見てもドローンはやはり圧倒的に空撮で活用されることが多いようですね。
では、空撮時にドローンを選ぶポイントは何でしょうか。
ドローンの空撮時に重要となるポイントは、操作性や機能性…いろいろあると思いますが、どうせなら美しい動画を撮りたいですよね!
メディア・広告向けの動画でしたら、なおさら画質にはこだわりたいところではないでしょうか。
ということで今回は美しい動画を撮影するために、ドローン空撮時の画質に焦点を当ててお話していこうと思います。
画質の重要性と4K動画
画質の重要性
基本的に広角になるドローンの映像には精細さが重要となってきます。
せっかく撮影したダイナミックな空撮動画の画質が悪かった場合、とても残念ですよね。
空撮と画質は切っても切り離せないモノと言っても過言ではないでしょう。
「高画質」と聞いてまず皆さんが一番に想像するのは、そう、4K動画と呼ばれるものですね。
そもそも4K動画とは何なのでしょうか。
4K動画
4動画とは解像度が横4000×縦2000pixe前後の動画の総称のことです。
その名前の由来は1000を1Kとも表記するところから来ていて、縦2000×横1000pixel前後のフルHD(1920×1080)は2Kとも呼ばれることがあります。
4KとフルHDの比較
フルHD動画でも十分すぎるほどの画質だと個人的には思うのですが、どうでしょうか。
そのフルHD動画の解像度の実に4倍とも言われる4Kは、それはもう全く違うモノだということがわかります。
実際にドローン空撮動画におけるフルHD動画と4K動画の違いを見てみましょう。
フルHD
機材はDJI製の「ファントム3」です。
十分すぎる解像度ですね。
では続いて4K動画を見てみましょう。
4K
機材はGoPro製「Karma」。
フルHDと比べてみると4Kの美しさが際立ちますね!
4K動画ドローンGoPro製「Karma」
4K動画ドローンの代名詞といえばDJI製「Mavic Pro」を想像されると思います。
確かに飛行性能や撮影能力のどれをとっても良く、バランスも優れているMavic Proなのですが、今回は画質に焦点を当てた機材を選定してみました。
カメラを製造しているGoPro社のドローンですので、こと映像においてはDJIのMavic Proを超えております。
しかもこのドローンの特徴として、カメラの取り外しが可能という点があります。
より高画質な映像を撮ることのできるカメラに換えれば、常により良い解像度の映像を記録することができちゃいます!
4K動画ドローンのメリット・デメリット
メリット
- なんといっても画質の美しさ!
上記4K動画とフルHD動画の比較を見ていただいてもわかるように、4K動画の最大のメリットはその画質の美しさにあります。 - カメラの取り外し可能な機体があり、最新カメラへの切り替えが可能
こちらもGoPro製「Karma」についての先述の通り、カメラを変えることでより美しく、自分好みの映像を映せますね! - フルHDにダウンコンバートしても美しい
情報量の多い4K動画はフルHDサイズにダウンコンバートしても、フルHDで記録した動画よりも高解像度になるのです。
撮影時により多くの情報を記録している4K動画の方が、細かいディティールが残っていて高画質に感じるというところでしょうか。
こんなにもいい4K動画撮影可能ドローンですが、もちろんデメリットもあります。
デメリット
- データ容量が大きい
画質が綺麗ということはそれに比例して情報量も大きいため、長時間の撮影には向きません。
Mavic Proで約27分。PHAMTOM 4で約28分といったところです。 - バッテリーの消耗が早い
フルHDと4Kでカメラ自体のバッテリー消耗にも若干の違いがあります。
データ容量と同じく、情報量が多い分バッテリー消耗も比例して早くなります。 - 再生メディアが少ない
意外と知られていないポイントかもしれません。
4K動画に対応したメディアがあまり多くなく、4K動画対応のテレビやモニターでなければ意味がないということなのです。
まとめ
いかがでしたか。
メリットやデメリットを述べてきましたが、総合的にはメリットの方が多いように感じられる4Kドローン。
これから始める方にも、これからもっと空撮を楽しみたい方にもオススメのドローンを最後に紹介したいと思います。
オススメドローンParrot社製「ANAFI」
Parrot社製の新型ドローン!上下180°にチルトする4K HDR対応カメラで今までにない撮影が可能!!
ANAFIはあなたのフライトの全てを超高画質でとらえてくれるので、最高に心躍る瞬間を何回でも再現できます。 優れた4K HDRビデオと、シャープな2100万画素の写真を実現するカメラが搭載されています。
・4K シネマは、アスペクト比17:9のビデオを使用しているため、プロフェッショナルな品質のビデオが作成できます。
・HDRは、あなたの映像の明暗の差を最小限に抑えるため、目に見える詳細をきれいに表示します。
・ANAFIのカメラには、広角の非球面レンズが採用されています。 このレンズは全ての状況において、ノイズと色収差を補正するように設計され、崇高な画像を撮影可能となりました。
引用:https://www.parrot.com/jp/doron/anafi#anafi
ペイロードが320gでドローン規制の対象となりますが、上下に180°可変するカメラが搭載されているため、「真上を撮影することができる」ことが一番の特徴となっております。
もちろんのことながら4K動画の撮影にも対応。
ズーム倍率が非常に優れている機体で、クロップによる無劣化ズームも可能なんです。
そして、、、もっとも気になるコストですが、ドローン老舗であるDJIの最新モデル「Mavic Air」の10万円よりも安い、約9万円!
低価格で高画質な空撮が可能なParrot社製「ANAFI」。
撮影するのがとても楽しくなりそうな機体ですね!
来る7月に発売予定ですので、ドローン購入検討の参考になればありがたいです。
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