自動離着陸 | 分かってそうで分かっていない!?ドローン用語の基礎知識⑪

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最近出てきたソリューションとマーケットだけに、ドローンに関する用語はどれも馴染みの薄いものばかり。普段から何気なく使っているものの、意外とその本当の意味や内容を理解できていないものもあるのではないでしょうか?

ここではそんなドローン用語を徹底解説。「ドローン用語の基礎知識」と題して、ドローンに関するさまざまな用語を分かりやすく紹介していきます。第11回のお題は「ス自動離着陸」。今では当たり前のように備わっているこの機能ですが、当初は非常に画期的なものでした。今回はこの「自動離着陸」について紹介していきたいと思います。

ドローンの自動離着陸とは?

読んで字の如く、ドローンが自動で離着陸をすることを指します。現在では本格的な産業用ドローンや空撮ドローンだけでなく、ホビーとして楽しむトイドローンまで、この機能は多くのドローンに搭載されていますが、ドローンが出始めた頃、この自動離着陸機能は非常に注目を浴びたものでした。

この自動離着陸機能が開発されたキッカケが何か、正確にはわかりませんが、この機能のおかげで離着陸が非常に容易になったのは事実です。というのも、ドローンは離着陸、特に着陸が難しい機体として考えられていたからです。

これはほとんどのドローンが、固定ピッチの機構を採用しているからです。ドローンは上昇する際はモーターの回転数を上げていきます。一方、着陸する際はモーターの回転数を絞っていきます。そうすることで機体は高度を下げてくるのですが、回転数を落とすということは、それだけ揚力がなくなっていくので、機体がストン!と地面に叩きつけられるかのように、急激に落下してしまう可能性があります。

そのため、初期のドローンで自動離着陸機能が付いていない頃は、機体を真下に向かって降ろすのではなく、グルグルとサークルを描くようにして徐々に高度を落としてきていました。

しかし、自動離着陸機能が搭載されてからは、離着陸を機体に任せるようになりました。最近の機体は、ベテラン顔負けのスムーズな離着陸を披露してくれますので、変に人間が介在するよりも、ドローンに任せてしまったほうが安全です。ドローンのテクノロジーの進化はこういったところでも感じることができます。

ドローンにおける自動離着陸の仕組み

さて、ドローンはどのようにして自動で離着陸しているのでしょうか?もちろん、機体によって仕組みは異なりますが、一般的な空撮ドローンでは、下向きのセンサーとカメラ、そして気圧センサーで制御しているパターンが多いです。下向きのセンサーが地面との距離を測りつつ、気圧センサーで現在の高度を測定。さらにカメラで、着陸しても問題ないか確認してから高度を下げて着陸します。

また、リーズナブルなトイドローンは気圧センサーのみで高度を制御しているものもありますが、こちらも小型機とは思えないほどスムーズで正確な着陸を披露してくれます。トイドローンを楽しむ人の中には初心者の方も多いはずですので、こういった機能が搭載されていることはありがたいのではないでしょうか。

最近のドローンは、着陸場所の状況を確認してくれるので、着陸場所が斜めだったり、何か障害物がある場合は着陸しないように制御してくれます。非常に安全性が高くなっており、前述のように人間ではなくドローンに任せたほうが、よっぽどスムーズかつ安全に着陸できることでしょう。

まとめ

今回は自動離着陸について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?ドローンは一度浮上させたら、なんとしても無事に着陸させなくてはいけません。そんな時、自動離着陸機能があれば、操縦で最も緊張するシーンをドローンに任せておけますので、これほど心強いことはないでしょう。センサーを活用した自律制御はますます高度になっていく中、自動離着陸も新しい機能が増えていくことを期待したいですね。

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