ドローン界の巨人!DJIの強さと戦略を紐解く 

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ドローンを飛ばしている人で「DJI」というワードを知らない人はいないでしょう。

今や世界のドローンの70%以上のシェアを誇ると言われているこのドローン界の巨人は、なぜここまで世界中で支持されるようになったのでしょうか。

今回はDJIの強さの秘密について迫っていきたいと思います。

DJIの強さ

スピード感

DJIはとにかくスピードが速いことで知られています。

毎年矢継ぎ早に新製品をリリースし、その都度、新しい機能やテクノロジーを搭載してマーケットを賑わせてくれます。

このスピード感は他のメーカーの追従を許さないもので、他メーカーが新製品をリリースした頃には二歩も三歩も先を行く製品を開発しており、発表してくるということがここ数年続いています。

このスピード感に引っ張られて、ドローンマーケットが拡大していると言っても過言ではなく、しばらくこのサイクルが続いていくのではないでしょうか。

現場の声を反映する力

毎回、新製品が出るたびに感じることですが、従来の機体を使った現場のドローンオペレーターが「こうして欲しい」という要望が次の機体にしっかりと反映されています。

それだけでなく、その要望のひとまわりもふたまわりも良いものとして仕上げてくる点で、やはり他のメーカーよりも優れていると感じる人が多いのではないでしょうか。

確かに改善する分、例えばリポバッテリーのように以前の機体と互換性がなくなってしまう部分もありますが、現場の声を拾い上げ、新しいテクノロジーを使ってより信頼性のある良い製品を出す姿勢が、世界中のドローンオペレーターに支持されている点のひとつではないでしょうか。

価格

DJIの最新作「Mavic 2 Pro」。この機体は1インチCMOSセンサーを搭載し、4K動画1200万画素の静止画を撮影でき、全方向の障害物回避センサーを搭載、機体は折りたたむことができ、どこへでも持っていける携帯性を有したこの機体が20万円前後で販売されていることは、よくよく考えてみるとすごいことではないでしょうか。

これだけのテクノロジーの塊をこの価格で販売できるのは、現段階ではDJIのみであり、これを世界各国で入手できるようにしていることは驚異的ですらあります。

同社の「PHANTOM」以来、ワンパッケージの機体が非常にリーズナブルな価格で入手できることはDJIが起こした革命であり、これによってドローンを活用したマーケットが大きく広がったことは間違いないでしょう。

ブランディング

DJIの製品は質感やサウンド、カラーリングすべてスタイリッシュにまとまっています。

その製品を持つだけでワクワクするような、所有してみたくなるようなカッコ良さがあります。こういったDJIのブランディングは大きな強みであり、他社との差別化という意味で、注目すべきポイントではないでしょうか。

SNSを活用したPRや、新製品の動画も非常に魅力的で、DJIの製品を使っている=COOLなブランディングが出来上がっています。

一説によると、創業者のフランク・ワン氏は米国Apple社が好きでよく研究しているとのこと。

確かにDJIの製品はパッケージからしてシンプルかつスタイリッシュなデザインで、iPhoneやMacに共通するところがあります。ブランディングという点でも、DJIはドローン業界で最も成功しているメーカーと言えるでしょう。

シンプルさ

DJIが飛躍を遂げた機体として「PHANTOM」が挙げられますが、この機体の最大のメリットはすべてがワンパッケージになっていることでした。

それまではフレーム、モーター、ESC、フライトコントローラー…とすべてをバラで購入してひとつにまとめあげなければなりませんでしたが、この機体は空撮に必要な要素をすべてワンパッケージにしてマーケットに提供した点にあります。

さらに「PHANTOM2 Vision+」からはカメラまで自前で搭載するようになりました。

他に揃える必要がなく、購入したらすぐに飛ばして空撮が愉しめるこのシンプルさが、DJIファンを一気に増やした要因ではないかと思っています。

その後も、DJIが出す製品はそのすべてに強いメッセージ性を持っており、シンプルでわかりやすい製品は、新しいユーザーの獲得に大きく貢献しています。

まとめ

このようにDJIの製品はその性能の高さだけで支持されているわけではなく、さまざまな要因が組み合わさって世界の7割と言われるシェアを占めるようになりました。

現在のところ、民生用、もしくは産業用の汎用的な機体に関しては他のメーカーが切り込む余地は少なく、今後しばらくはDJIの独走が続くのではないでしょうか。

 

 

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