恐るべき進化を遂げているドローンを活用した測量

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

留まるところを知らないドローンの進化と発展ですが、特にその中でも目覚ましい進歩を遂げているのが、測量用のドローンです。ドローンを使った測量は、国土交通省が推進する、いわゆる「i-Construction」もあり、現在日本各地でその活用がスタートしています。それを支えるテクノロジーも進化しており、従来よりもより正確に、そしてより効率的におこなえるよう、さまざまな新技術を搭載した機体が登場しています。

そこで今回はそんな測量用ドローンの進化について紹介していきたいと思います。

ドローンを活用した測量のメリット

まず、最初に測量にドローンを使う際の利点について考えていきたいと思います。従来、土木施工をおこなう際は、人間が地上から手でおこなうか、上空から飛行機で測量をおこなうのが一般的でした。しかし、効率性の悪さ、コスト高、そして人間が近寄りがたい場所での測量の危険性など、多くの課題を抱えていました。

そんな条件をものの見事に解決してくれるソリューションが登場しました。それがドローンです。ドローンの最大の特徴である「人間が近寄れない場所へ飛んでいくことができる」という利点を最大限に活かすことができ、さらにドローン自体の進化により、測量用の本格的なカメラや装備を搭載して飛ぶことができるようになってきました。また、これまで実機の飛行機から撮影していた時よりも、より低空から撮影することができるため、その精度の高さは比較になりません。

そして何よりもドローンで得たデータから3Dデータを起こすことで、その後の行程をすべて3Dデータで管理・加工できるようになりました。これにより、ICT技術を活用した「i-Construction」が可能となったのです。

まさにドローンはこれまでの課題を解決し、より効率的に、より安全に、より精度の高い測量を可能にしたのです。

最新測量用ドローンはここまで進化している!

そんな測量現場で活用されるドローンには、それぞれに特徴的な最新テクノロジーが搭載されています。例えば日本のドローンメーカーであるエンルート社の「QC730TS」に搭載されているTSトラッキングUSAは、従来のように機体の3次元位置を特定するための評定点の設置がいらない画期的なものとなっています。従来は測量エリアに無数の評定点を置いて、機体の位置を特定しながら測量をおこないましたが、設置や撤去の手間は大きいものでした。

しかし、TSトラッキングUSAでは、機体に搭載されたカメラに専用のプリズムが搭載されておりm,このプリズムを地上に設置した自動追尾型トータルステーションが追いかけることで評定点の設置が必要なくなり、効率化やコスト削減ができるようになっています。

また、従来は航空機でも近づくことが難しかった山間部や狭小地、そして樹木が多く生い茂った場所での測量などもレーザースキャナーを搭載したドローンを活用することで、これまでよりも圧倒的に早く、そして高精度に測量できるようになりました。

これまでは大きく重厚なレーザースキャナーをドローンに搭載することが難しかったのですが、ドローンのペイロードの増加による飛行時間の確保と、小型で高精度なレーザースキャナーの開発により、上空からのレーザー測量も高品質に仕上げることができる時代になりました。

また、最近では小型機でより手軽に、しかし精度は高い測量がおこなえる機体の開発も進んでいます。DJIの「Phantom4 RTK」は、ベストセラー機「Phantom4」にcmレベルでの正確性を誇る測位システムであるRTKモジュールを機体そのものに搭載してしまったもので、リアルタイムに測位データを提供してくれることで、撮影した画像データの精度を向上させています。これまででは考えられないようなコンパクトな小型機でも、手軽に、そして高精度な測量を実現しています。

まとめ

ドローンを活用した測量は、ドローン業界の中でも非常に有望な領域となっており、機体やアプリケーションの開発、そして測量に特化したドローンオペレーターの育成が急がれています。日進月歩で進化する測量用ドローンの今後から目が離せません。今後も、新しい情報があり次第、COMP-REXでお届けしていきたいと思いますのでご期待ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。