ドローンには手放せない必須アイテム ~リポバッテリーの正しい取り扱い方法~

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世界中で何万機というドローンが飛行している今日この頃。

そのほぼすべてのドローンの動力源は、リチウムポリマーバッテリーとなっています。

通称、リポバッテリーと呼ばれるこのバッテリーは、高い放電能力によるパンチ力と、他のバッテリーと比べて容量も大きいため、ドローンだけでなくRC飛行機やRCヘリコプターの世界でもよく使われており、RC界に登場したてだった15年ほど前と比較して、その価格も非常にリーズナブルなものとなりました。

その一方で、リポバッテリーは取り扱い方を間違えると非常に危険な状態になることもあるため、正しい知識を持った上での運用が求められてきます。

そこで今回はリポバッテリーの正しい取り扱い方法について紹介していきたいと思います。

世界中の空を飛んでいるドローン。そのほとんどはリポバッテリーを使って飛行している。

リポバッテリーの保管方法

リポバッテリーを自宅や会社で保管する際は、必ず耐火性の入れ物に入れます。

また、パッキンの付いているような防水性を兼ねているとなお良いでしょう。

保管時は、コネクターの端子同士が触れないように、必ずコネクターキャップをかけておきます。

これはコネクター同士が触れてしまいショートをするのを防ぐためです。

リポバッテリーを保管する際は、満充電でも容量がスッカラカンでもダメです。

最近の充電器にはストレージモードというモードがついており、6割程度の電圧で、充放電を止めてくれる機能があります。

これを活用することで、安全な状態でリポバッテリーを保管しておくことができます。

保管時は直射日光が当たらない場所にケースごとおいておくことが望ましいです。

適度な室温をキープでき、常に目につくところを探して安全に保管するようにしましょう。

リポバッテリーの保管は耐火性のアルミケースなどに入れて直射日光の当たりにくいところに置くこと。コネクター同士が触れてショートしないように、コネクターキャップを付けておく。

リポバッテリー充電時の注意点

リポバッテリーの事故のほとんどは充電時に発生していると言われています。

最近の充電器は安全対策は十分におこなわれていますが、それでも使う側が正しい知識で操作しない限り、事故をゼロにすることはできません。

まず、充電時は充電モードをよくチェックしましょう。

最近の充電器はリポバッテリーだけでなく、あらゆるバッテリーを充電できるマルチタイプのものがほとんどです。

リポバッテリーを充電する際は「Li-Po」などと表示されたリポバッテリー充電モードを選択しなくてはいけないのですが、これを間違えて違うバッテリーの充電モードで充電してしまい事故につながるケースが多く見受けられます。

また、充電する際の電流を高く設定するのも危険です。

時間を惜しむあまり、急速充電をおこないたい気持ちは分かりますが、基本は1C充電です。

これ以上、電流値を上げて充電するのは決しておこなってはいけません。

充電時は何かあった場合にすぐに中止できるよう、充電器とリポバッテリーから目を離さないようにすること。

充電したまま外出したりしないようにしましょう。

  • 1C充電とは・・・例えば2000mAhの容量を持つリポバッテリーなら、2Aの電流で充電すること。
    バッテリーが持つ放電容量と同じ電流で1時間を使って充電をおこなうこととなります。

リポバッテリーの充電をおこなう際は、必ずリポバッテリー充電モードでおこない、充電をしたまま外出したりしないこと。

リポバッテリーの廃棄方法

リポバッテリーが膨らんでしまった場合、決してそのリポバッテリーは使わないようにしましょう。

これは内部ですでに不具合が起きていて、そのまま使用するには大変危険な状態です。

膨らんでしまったリポバッテリーは、まずは塩水にリポバッテリーを漬けて、1日ほど屋外においておくことで、リポバッテリーから出ていた泡が止まります。

あとは住んでいる自治体の規定に沿って廃棄するようにしましょう。

わからない場合は役所などに直接問い合わせをすることで、廃棄の方法がわかるはずです。

リポバッテリーはそのまま不燃ごみなどで捨ててはいけません。

安全に廃棄するためにも、住んでいる自治体に必ず問い合わせをして、正しく決められたルールを守ることが大切です。

また、リポバッテリーは少しでも膨らんだら決して使用しないようにしましょう。

バッテリー本来の能力が発揮できないだけでなく、発火の危険があります。

無理に使わず、すぐに廃棄して、新品を使うように心がけましょう。

リポバッテリーを廃棄する際は、バケツに入れた塩水に何日か漬けて泡が出なくなるまで置いておく。その後、各自治体のルールに則った方法で廃棄すること。

まとめ

保管時の注意点
  • 耐火性の入れ物に入れる(防水性を兼ねているとなお良い)
  • コネクターキャップをかける(コネクターの端子同士が触れてショートするのを防ぐため)
  • ストレージモードを使用し、6割程度の電圧で、充放電を防ぐ
  • 直射日光が当たらない場所にケースごとおいておく
  • 適度な室温をキープでき、常に目につくところに保管
充電時の注意点
  • リポバッテリー充電モードを選択して充電する
  • 1C充電し、それ以上電流値を上げて充電しない
  • 充電時は充電器とリポバッテリーから目を離さない
廃棄時の注意点
  • リポバッテリーが膨らんでしまった場合は使用せず廃棄する
  • 膨らんだリポバッテリーは塩水につけて屋外に1日置いてから廃棄する
  • 不燃ごみなどで捨てず、自治体の規定に沿って廃棄する

おわりに

リポバッテリーは、ドローンを飛ばす上でなくてはならないアイテムです。

リポバッテリーの進化=ドローンの進化につながるといっても過言ではなく、それだけ重要なアイテムといえます。

昨今、産業用に使われることが多いドローンですが、現場では長時間フライトが必要になってきています。

その際に、リポバッテリーはさらに長時間の飛行ができたり、さらにパワーのあるものが求められてくることでしょう。

また、最近はリポバッテリーとエンジンのハイブリッドパワーソースも登場してきました。

どちらにしろ、今後ますます重要なアイテムとなってくることは間違いないリポバッテリー。

その正しい取り扱いについて、しっかりと覚えてもらえればと思います。

ドローンとは切っても切れないアイテムであるリポバッテリー。正しい使い方で安全な運用できるように注意いただきたい。

 

 

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