メリットもたくさん!シングルロータードローンの特徴

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

シングルロータードローン

毎日のようにドローンのニュースが世間を騒がすようになって久しい昨今。

ドローンというとほとんどの人が4つないし、6つ、8つのプロペラがついたマルチコプターを想像することでしょう。

現在の主流は4つのプロペラが付いたクワッドコプターとなっており、小型~中型の機体はほとんどこれに当てはまります。

一方、重いものを持ち上げたり、特殊な装備を搭載するような機体は、ペイロードを大きくするために6つのプロペラが付いたヘキサコプターや、8つのプロペラが付いたオクトコプターが採用されている例もあります。

しかし、これとは逆にひとつのローターで飛行する機体もあります。

いわゆるシングルローター機と呼ばれるもので、ひとつのローターで浮上し、ローターの角度を変えて前後左右に移動します。

このシングルローター機の特徴を活かしたドローンが最近注目されており、世界中で開発が進んでいます。

そこで今回はシングルローター機のドローンについて紹介していきたいと思います。

◆ 回転翼(ローター)の数で分けるドローンの分類

  • 3つ以上・・・マルチコプター
    ・3つ・・・トライコプター
    ・4つ・・・クワッドコプター
    ・6つ・・・ヘキサコプター
    ・8つ・・・オクトコプター
  • 1つ・・・シングルローター

シングルロータードローンの特徴は?

まず、大きな特徴としては機体の制御をひとつのローターでおこなうことでしょう。

ローターの傾き具合を変化させることで前後左右、上下に機体を自由自在に移動させることができます。

シングルローターのドローンはほとんどの場合、可変ピッチを採用しています。

これにより、固定ピッチのクワッドコプターのように回転数を下げると急にドカンと機体が落ちてくるようなこともなく、安定した離着陸がおこなえるようになっています。

固定ピッチの場合、モーターの回転数を下げるとプロペラの回転数も下がってしまい、回転数が落ちると急にガクンと機体が落下してしまいます。

しかし、可変ピッチの場合、回転数に関係なく、ローターのピッチ角を調整することができるので、そういった自体を避けることができます。

また、シングルローターで飛行するということは4つ、ないしは6つのモーターを回転させるよりも燃費が良くなる傾向にあります。

もちろん、長いローターを回転させるので1/4というわけにはいかないのですが、それでも燃費の良さは格段に良く、従来のクワッドコプターとは異なった飛行時間の延長を見込むことができるでしょう。

次に、シングルロータードローンの特徴としては大きなペイロードが挙げられます。

通常の何倍もの大きなローターを回転させますので、他のクワッドコプターよりも大きなパワーを発揮することができることが多く、測量の装備や農薬の散布装置などさまざまな装備を搭載することができます。

◆ メリット

  • ローターの傾き具合で前後左右、上下に機体を移動
  • ほとんどの場合、可変ピッチを採用し、安定した離着陸がおこなえる
  • 機体の制御をひとつのローターでおこなうため、燃費が良くなる傾向にあり、飛行時間の延長を見込むことができる
  • 大きなペイロードで大きなパワーを発揮

シングルロータードローンのデメリットは?

一方、シングルロータードローンにもデメリットもあります。

まず、シングルローター機ならではの事象して挙げられるのが、マルチコプターに比べて操縦が難しい点が挙げられます。

通常、クワッドコプターの場合は4つのプロペラで回転しており、フライトコントローラーでうまくバランスをとりながら飛行をしています。

しかし、シングルローター機の場合、ひとつのローターですべての舵を担当しますので、その制御は非常に難しいことになります。

通常のシングルローターヘリ=RCヘリの場合、ホバリングを習得するのに多くの年月を要します。

ましてや上空飛行となるとその何倍も難しくなり、正しい制御を習得するするまでそれなりの時間を要します。

産業用として活用しようとした際は、アナログな操縦は正確なオペレーションの妨げになることもあります。

また、シングルローター機の複雑な構造はメンテナンス性の部分でデメリットとなることもあります。

ドローンはワンパッケージで提供されることが多いですが、シングルローター機はカスタム品であることが多く、メンテナンスの面からするとクワッドコプターよりも難しいことが多い傾向にあります。

◆ デメリット

  • マルチコプターに比べて操縦が難しい
  • 複雑な構造でメンテナンスが難しい

ではメリット、デメリットのあるシングルローター機は、どのようなシーンで活用することができるのでしょうか。

シングルローター機の活用について

まず、シングルローター機の活用で考えられるのが物資の輸送でしょう。

その航続飛行距離とペイロードを活かし、物流分野で活躍することができるでしょう。

燃費の良さというものは、そのまま活動時間になってきますので、遠くまで物資を輸送できるというメリットは、物資輸送の観点から多くなメリットとなってくるでしょう。

また、そのペイロードの大きさを活かして、測量用の装備や空撮用の大きな一眼レフなどを搭載して飛ばすことができるのも、シングルローター機の大きな特徴でしょう。

いずれ、ドローンが進化した際はクワッドコプターでこのような活用ができそうですが、現在のところ、こういった特典はシングルローター機の独壇場ということができるでしょう。

◆ 用途

  • 物資の輸送
  • 測量

まとめ

シングルローター機はドローンの中ではまだまだマイナーな存在ですが、そのメリットを考えると決して無視することができるものではありません。

操縦が難しいなど、特性に応じたデメリットも考えられますが、そのあたりは新しいテクノロジーがカバーし、自動航行になった時に真価を発揮していくことでしょう。

むしろ、シングルローター機のメリットである大きなペイロードと燃費の良さは、クワッドコプターなどでは真似することができない部分になり、この特性を活かした使い方がきっとあるはずです。

今後も進化を続けるシングルローター機から目が離せませんね。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。