令和元年は測量元年!?話題の測量用ドローンコレクション!

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2019年も毎週のように新しい話題が届く産業用ドローンの世界。

空撮から始まり、農業、点検、物流、災害対策…とドローンが活躍する領域が広がっていくに従って、新しいテクノロジーやサービス、そしてプロダクトが次々と登場し、話題に事を欠かない日々が続いています。

そんな中、やはり最注目なのは測量分野において他なりません。

国土交通省が推進するi-Constructionや、国内外の土木建機メーカーによるICT建機の開発と活用に伴う、3D測量の動きなどと相まって、ドローン業界だけでなく、土木建築業界からも大きな注目を集めています。

そして2019年は、そんな測量用ドローンの機体が多く発表され、そのラインナップが非常に豊富になった年となりました。

展示会などではさまざまな機体が展示され、各社が我先にと、この巨大なマーケットを抑えに来ていることがわかります。

そこで今回はそんな最新測量用ドローンを紹介していきたいと思います。

PD6B-Type II/PRODRONE

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名古屋を拠点にオリジナリティ溢れるドローンを次々と発表しているプロドローン。

そのプロドローンの測量用ドローンが「PD6B-TypeII」です。

大型機で非常にパワフルなためペイロードに余裕があり、さらにアームを折りたたんでコンパクトにできるため、高い可搬性を備えているのが特徴。

最大ペイロードは30kgとなっており、重量のかさむ測量用器具を搭載して飛行することができるので、レーザー測量などをおこないたい時に最適です。

さらに、この機体には飛行範囲を事前に設定できる安全装置「PSU」が搭載されているため、測量をおこなわないエリアには侵入しないように設定することも可能。

万が一逸脱してしまった場合は、自動でパラシュートを開いて着陸してくれます。

まさに、安全とパワーを両立した測量用プラットフォームとなっています。

 

◆ POINT

  • 大型機でパワフル!ペイロードに余裕あり
  • 折りたたみ式のアームでンパクトにでき、可搬性も抜群!
  • 最大ペイロードは30kg!測量用器具を搭載して飛行でき、レーザー測量にも最適
  • 飛行範囲を事前に設定可能な安全装置「PSU」が搭載!
  • 万が一逸脱した場合は、自動でパラシュートを開いて着陸!

QC730TS/enroute

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こちらは埼玉県をベースに各種ドローンを開発しているエンルートの最新測量用ドローンです。

その特徴は測量をする際に必要な評定点の設置なしで空中写真測量をおこなえる点にあります。

従来は多数の評定点を設置して空中から撮影をおこなう必要がありました。

設置には非常に多くの時間がかかるだけでなく、評定点を使った撮影は高いスキルを要求されます。

しかし、この「QC730TS」は、「TSトラッキングUSA」装置を装備し、飛行するドローンを地上のトータルステーションでトレースすることで、評定点を設置しなくても高い精度で機体の位置を把握し、空中から測量できるようになっています。

具体的には、ドローンのカメラにプリズムを取り付け、このプリズムをトータルステーションから計測することでドローンの位置を特定します。

これにより、従来よりも約6倍の作業効率向上が期待できるとされ、省力化を実現しています。

 

◆ POINT

  • 測量に必要な評定点の設置不要で空中写真測量をおこなえる
  • 従来より約6倍の作業効率向上が期待でき、省力化を実現

PHANTOM4 RTK/DJI

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世界でドローンのトップシェアを誇るDJIは、一般機「PHANTOM4」にRTKシステムを搭載した「PHANTOM4 RTK」で測量ドローンの世界に攻勢をかけてきました。

ベースとなっている「PHANTOM4」は、世界中で愛用されている空撮用ドローンのベストセラーモデルで、高い信頼性と安定性、そして1インチCMOSセンサーを搭載したハイスペックカメラが人気の機体です。

この機体にRTKシステムを搭載し、cm単位の測量を非常に簡単におこなえるようにしてしまいました。

RTKシステムだけでなく、GNSSモジュールも搭載されているため、信号の入りが弱い場所でも高い安定性を確保でき、撮影した画像1枚1枚に高い信頼性を与えることができます。

カメラは1インチ20MPのCMOSセンサーを搭載した最高レベルの画質を誇る小型カメラとなており、メカニカルシャッター仕様のため移動しながらの撮影も可能。

さらに専用のアプリケーション「DJI GS TRKアプリ」と連携することで、合理的に測量をおこなうことができます。

 

◆ POINT

  • 空撮用ドローンのベストセラーモデル「PHANTOM4」にRTKシステムを搭載
  • cm単位の測量が簡単におこなえる!
  • GNSSモジュール搭載で微弱な信号でも高い安定性を確保!画像1枚1枚に高い信頼性
  • 1インチ20MPのCMOSセンサーを搭載!最高レベルの画質を誇る小型カメラ
  • 専用アプリケーション「DJI GS TRK」と連携し、合理的に測量を実施できる

PF1-Survey/ACSL

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千葉県のドローンメーカーで、東証マザーズ上場企業でもあるACSLの測量ソリューションである「PF1-Survey」は、独自の4眼カメラを搭載し、高速飛行でも鮮明でクリアな画像を撮影できる機体です。

そのため、広いエリアの測量も時間の短縮を図ることができ、約37ha(東京ドーム8個分)の敷地を約15分の飛行で空撮でき、上空50mからの測量誤差は約2cmという高精度を実現しています。

また、独自の地上局システムを連携させることで、オーバーラップ率やカメラ特性などを選ぶと自動で最適な空撮ルートを算出してくれます。

この自動空撮ルートプランニングにより、効率かつ正確な測量フライトをおこなうことができるでしょう。

 

◆ POINT

  • 独自の4眼カメラを搭載!高速飛行でも鮮明な画像を撮影!
  • 広いエリアの測量も時間短縮!約37haのエリアを約15分の飛行で空撮!
  • 上空50mからの測量誤差は約2cmという高精度!
  • 独自の地上局システムを連携し、自動で最適な空撮ルートを算出!

ビルドフライヤー/石川エナジーリサーチ

「ビルドフライヤー」は群馬県に本拠地を構える石川エナジーリサーチ製のドローンで、大きなペイロードと長時間フライトが特徴の1機です。

機体を軽量で剛性の高いオールマグネシウムボディにすることで、しっかりとした剛性は確保しつつ、22000mAhのリポバッテリーを搭載して5kgの最大積載時で約30分のフライトが可能。

重い撮影用の機材を搭載しておきながら、30分の飛行が可能なのは画期的で、現場で求められる長時間飛行に対して、しっかりとした技術で応えている機体ということができます。

さらに、この機体は4本のアームを折りたたむことができるので持ち運びも便利なだけでなく、スキッドも跳ね上げることができるので、カメラの周囲にクリアな空間を用意でき、スキッドの映り込みを気にせず撮影をおこなうことができる点も見逃せません。

 

◆ POINT

  • 大きなペイロードと長時間フライトが特徴
  • 軽量で剛性の高いオールマグネシウムボディ
  • 22000mAhのリポバッテリーを搭載し、最大積載5kgで約30分のフライトが可能
  • 4本のアームを折りたたむことができ持ち運びに便利!
  • スキッドが跳ね上がるため、映り込みを気にせず撮影可能!

SOLO/3DR

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アメリカのドローンメーカーである3DRの名機「SOLO」は、オープンソースのソフトを採用した空撮用ドローンで、6パターンの自動飛行モードを標準装備しており、同社が提供しているアプリケーション「SITE SCAN」と連携させることで、測量現場で収集される大量のデータ処理と保管・加工などを一言管理でき、管理作業を容易なものにしてくれます。

この「SOLO」では、測量を自動フライトでおこなうことができます。

あらかじめ組み込まれている数種類のフライトパターンから最適なものを選択し、タップするだけ。

いとも簡単にドローンを使った測量を始めることができ、そこで取得したデータはクラウド上に保管され管理することができます。

 

◆ POINT

  • オープンソースのソフトを採用した空撮用ドローン
  • 6パターンの自動飛行モードを標準装備し自動フライト可能!
  • 「SITE SCAN」アプリと連携し、収集した大量のデータ処理と保管・加工を一括管理!

まとめ

最新測量ドローンを数機紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

昨今のドローンはどの機体もハイスペックかつオリジナリティ溢れる機能を搭載しており、その性能を単純に比較することはできません。

あとは、自分たちがしたいこと、リソース、ドローンリテラシーなどを考えて、自分たちに最適な1機を見つけていくようにしましょう。

測量用ドローンは今後もますます目が離せない領域であり、当サイトでも新作が出次第、またレポートしていきたいと思いますので、お楽しみに!

 

 

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