ドローンの飛行時に役立つアプリ&Webサービス|産業用ドローン最新トレンドウォッチャーVol.12

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月に一度、キーワードを元に最新の産業用ドローンのトレンドを追いかけていく本企画。

第12回は「ドローンの飛行時に役立つアプリ&Webサービス」について紹介していきたいと思います。

ドローンが日本各地の空を飛ぶようになると、ドローンオペレーターがドローンを飛行させる際に欲しい情報などを網羅したWebサービスやスマートフォンアプリが登場するようになりました。

このトレンドは年々高まっており、さまざまなサービスがリリースされてきています。

今回はそんな便利で知っておきたいWebサービスやアプリについて紹介していきたいと思います。

GNSS view

日本の内閣府宇宙開発戦略推進事務局が公開しているWebサービスおよびスマートフォンアプリです。

公表されている測位衛星の軌道情報をもとに、任意の時間・任意の場所における衛星の天球上の配置(コンステレーション)を画面上に再現するソフトウェアで、上空のGPSを始めとしたGNSSの動きがひと目で分かるサービスです。

スマートフォンアプリ版では、「Position Rader」と呼ばれる自分の上空にどのくらいのGNSSがいるか分かる機能と、スマートフォンがARディスプレイになり、スマートフォンを向けた方向にどの角度でどんなGNSSが存在しているか一発で分かる機能を搭載。

「Position Rader」モードでは、現在の状況だけでなく、数時間後にGNSSがどのように移動してどのような状況になるか確認することもできます。

このサービスを活用すると、飛行前に自分の上空のGNSSの状況がすぐに分かるという利点があります。

ドローンはGNSSの電波を多く拾えれば拾えるほど制御の精度が高くなり、安全かつ確実な操縦が可能になります。

しかし、GNSSの電波はビルなどの建造物や山があると遮られてしまいます。

そういった状況で飛行させるのは非常に危険であり、それを避けるために、この「GNSS view」を使ってGNSSの動きを見つつ、ベストなタイミングで飛ばすことができるようになります。

ARディスプレイは興味本位で使ってみても非常に面白く、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

SORAPASS

この「SORAPASS」は、ドローンのさまざまなサービスを開発しているブルーイノベーションがリリースしているWebサービスです。

このサービスの特徴は、ひと目で人口集中地区が分かること。

日本全国の飛行禁止エリアや飛行危険エリアなどの最新の情報を地図情報として提供してくれるので、初めて飛ばす土地の状況を事前にある程度把握することができます。

一部有料コンテンツがあるものの、基本は無料で利用可能。

さらに平面だけでなく立体地図も表示できるため、空港周辺の円錐状の飛行禁止エリアもしっかりと把握することができます。

また、「SORAPASS」では飛行させる地点の気象情報も提供してくれています。

日本各地の向こう10日間の気象予報を確認できたり、ドローンを飛行させる際に気になる「上空の風速・風向情報」や、空撮や測量などに必要な「日の出・日の入り情報」「雲量情報」などを見ることができます。

まさにドローンを使ったビジネスをしている人に必須のWebサービスということができるでしょう。

さらに「SORAPASS」内から飛行禁止空域での飛行許可申請をおこなうことができます。

専門家に相談しながら「SORAPASS」内に用意されたフォーマットを使って進めることができるので効率良く申請をおこなうことができます。

DJIフライトシミュレーター

ドローンを飛ばしている人ならばご存知、DJI社が提供しているアプリケーションが「DJIフライトシミュレーター」です。

読んで字のごとく、ドローンの練習に活用できるフライトシミュレーターとなっており、DJIがプロパイロットを養成する観点から開発されたサービスとなります。

このシミュレーターでは3種類のフライトモードやさまざまな視点での飛行練習が楽しめるだけではなく、飛行のスキルを上達させる「スキルトレーニング」や自由に飛行ができる「フリーフライト」、そして特定のワークフローを対象として実際の任務に向けて準備する「アプリトレーニング」といった目的に応じたトレーニングもおこなえます(一部有料です)。

さらに、風力の影響や地形の影響、墜落シミュレーションといったプロの現場をリアルに再現した機能もあり、ただのフライトシミュレーターとは一線を画した仕様となっています。

操作は実際のDJIの送信機とPCをつなぐ形にですので、実践的なトレーニングを積むことができます。

また、このシミュレーターにはDJIのさまざまな機種が用意されているので、小型のMavicから産業用のMatriceまで所有していない機種でもシミュレーター内で飛行練習ができるのも大きな特徴です(一部有料です)。

基本は無料で使えますが、他に有料のエンタープライズ版やカスタマイズ版が用意されており、有料プランではトレーニングの種類が充実したり、飛ばせる機種が増えたりします。

シミュレーターならば24時間365日天候に関わらずいつでも練習をすることができます。

DJIドローンをお持ちの方はぜひ「DJIフライトシミュレーター」で実践的なトレーニングを積んでみてはいかがでしょうか。

※DJIフライトシミュレーター https://www.dji.com/jp/simulator

まとめ

ドローンは、飛行させるためにさまざまな最新テクノロジーを駆使しています。

そういったテクノロジーを今回紹介したアプリやWebサービスを使ってさらにうまく活用することで、ドローンをより安全に運用することができるようになります。

今後も気になるアプリやWebサービスは随時紹介していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。

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