ドローンスクール|産業用ドローン最新トレンドウォッチャーVol.15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

月に一度、キーワードを元に最新の産業用ドローンのトレンドを追いかけていく本企画。

第15回は昨今、日本中に広がりを見せている「ドローンスクール」について紹介していきたいと思います。

ドローンスクール

飛行するドローンの機体が増えれば増えるほど、ドローンを操縦できるオペレーターの数が必要になり、そのためには操縦技術を身につける場所が必要となります。

現在、ドローンスクールは日本全国で150校以上あると言われており、その形態や内容もさまざまです。

そこで今回はそんなドローンスクールについて詳しく見ていきたいと思います。

ドローンスクールとは?

ドローンスクールとは、読んで字の如く、ドローンの学校になります。

主に操縦技術を習得する場として定着しており、北は北海道から南は沖縄まで、全国にさまざまなスクールが点在しています。

ドローンスクールでは、主に2つのパートに分かれてドローンに操縦に必要なスキルを身につけるようになります。

● 座学

ひとつは座学です。

ドローンを安全に飛ばすためには、航空法の理解や機体の知識、ドローン関連のアイテムの知識など、覚えなくてはいけないことが山ほどあります。

そんな知識をテキストを元に座学で身につけることとなります。

● 実技

そしてもうひとつは実技です。

いくら座学で必要な知識を身につけても、実際に現場でドローンを操縦できなくてはドローンオペレーターとはいえません

スクールによっては座学と実技を同じ敷地内でおこなうところもありますし、別の日に郊外のフィールドを使って実技の特訓をおこなうこともあります。

このようにドローンスクールは主に2つのパートによって構成されており、その2つを合わせることで、初めてドローンを安全に飛ばせるようになるのです。

● 資格

また、スクールによっては規定のカリキュラムを終えると民間団体が発行する資格がもらえたり、スクール独自の試験を受験して資格を得ることもできます。

現在、日本においてはドローンを操縦する際に資格は必要ありませんが、こういったドローン関連の資格を持っているとその人の操縦スキルを証明するものとなりますので、取っておいて損はないのではないでしょうか。

ドローンスクールのメリット

ドローンスクールでは、ドローンの操縦に精通した講師が、操縦の基礎をしっかりと教えてくれます。

基礎的な知識や操縦スキルは一度覚えてしまえば一生使えるものですので、最初に正しい内容で覚えることが重要です。

ドローンの操縦は独学では決して身につかない部分も多くなりますので、そういった点を覚えることができるのはドローンスクールの大きなメリットではないでしょうか。

特に安全に対する知識やスキルは、ドローンを安全に運用する上で必ず必要なものです。

しっかりと座学と実技練習を繰り返していくことができるのはドローンスクールならではの利点と言えます。

また、同じ志を持った仲間たちとドローンに関するネットワークを作れるのも、ドローンスクールのメリットです。

困った時やドローンの最新情報、またはビジネスチャンスまで、ネットワークの力は大きいものがあります。

こちらも独学では広がっていきにくい部分ですので、ドローンスクールの副次的なメリットと言っていいのではないでしょうか。

ドローンスクールのデメリット

一方、ドローンスクールにもデメリットがあります。

現在、ドローンスクールは全国に次々に開校されており、正直そのレベルも千差万別です。

スクール単位だけでなく、そこに所属している講師陣のレベルも玉石混交で、良い講師もいれば、スキル的に不十分な講師がいることもあります。

また、自分が身につけたいスキルが身につけられるカリキュラムの内容になっているか、環境は整備されているか、といった部分は始まってみないと正直分かりづらい部分があります。

正しい情報と評判を元に比較検討して、自分に最適なドローンスクールを選ぶことが大切です。

最新のドローンスクールのトレンド

ここ数年でドローンスクールは大きく様変わりしました。

これまではドローンの基本的な操縦方法と空撮のみを教えてくるスクールが多かったのですが、ドローンが進化し、さまざまな領域で活躍するようになると、スクールの内容もさらに特化したものになっていき、大学の学部のように特化したコースが出てくるようになりました。

具体的には測量の方法が学べるコースやインフラの点検方法を学ぶことができるコースです。

時代のニーズに合わせてカリキュラムが細分化されていき、それぞれの領域に特化した人材の輩出ができるようになりました。

今後もこの流れは続いていくことになると思いますが、一方で課題としては特化したコースの講師を確保できるのか、という問題があります。

それぞれの領域のエキスパートは、オペレーターとしても講師としても、今後ますます重宝されていくことでしょう。

まとめ

今後、日本ではこれまで以上にドローンが飛ぶことになると想定されていますので、ドローンの安全な操縦や運用ができるオペレーターがさらに必要となります。

そのためには、そういった人材を輩出できる教育機関が必要となるわけで、ドローンスクールの重要性はますます高まっていくことでしょう。

さらにスクール自体の数も非常に多くなりましたので、ハード面、ソフト面両面からさまざまな整備をおこなわないと、自然と淘汰されていくことが予想されます。

高スキルを持つオペレーターが多くいることで初めて安全なドローンマーケットが確立されます。

その命運を握っているのがドローンスクールといっても過言ではないでしょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。